西武は12日、2人の新外国人投手を獲得したと発表した。大リーグ通算2勝のニール・ワグナー投手(33=メッツ3A)と同通算0勝のファビオ・カスティーヨ投手(28=ドジャース)。ともに右腕でワグナーは救援、カスティーヨは先発として期待される。

 米国出身のワグナーはブルージェイズなどで大リーグ通算52試合に投げ、2勝4敗、防御率4・92。今季はマイナーで40試合に登板し、2勝1敗、3セーブの成績を残した。「埼玉西武ライオンズの一員となることにとても興奮しています。2018シーズンを通して、エキサイティングな勝利に少しでも多く貢献できるよう、ベストを尽くすことを約束します」と球団を通じて意気込みを語った。渡辺久信シニアディレクター(SD)兼編成部長は「フォークが使えるのが特長。リリーフ専門で経験豊富」と期待した。

 ドミニカ共和国出身のカスティーヨは今季、ドジャーで大リーグに初昇格したばかり。大リーグでは2試合に投げただけだが、マイナーでは353試合に登板し、35勝55敗25セーブの実績がある。「埼玉西武ライオンズとの契約をとても嬉しく思います。2018シーズン、日本シリーズチャンピオンを勝ち取るために、必ず力になれると信じています。メットライフドームで会いましょう」とコメントした。

 渡辺SDは「右のパワーピッチャー。真っすぐは平均で155~156キロぐらい出る。コントロールもまとまっている」と、獲得した理由を語った。