西武山川穂高内野手(26)が12日、所沢市内で2度目の契約更改交渉に臨み、ほぼ倍増の3240万円でサインした。前回より数百万円の上積みに「だいぶすっきりしました。僕と球団の思いが一致したので大満足です。(税抜き)3000万円にいったので押しました」と納得顔で語った。

 終盤の78試合で23本塁打を放ち、4番にも座った。メヒアとの一塁争いを制し、2位争いの原動力となった。「同期入団のメヒアと争って試合に出られた点を評価してほしいと言いました」。メヒアは助言をくれる恩人でもあるが、年俸5億円の助っ人との一騎打ちに勝った自負があった。

 慢心はない。初めて年末に沖縄へ帰郷せず、ほぼ無休で苦手なランニングを中心とした練習を継続する。「走るのが一番きついと思う。めちゃめちゃ帰りたいけど練習しなくなるので封印します」。一塁定着と年間を通じた出場を目指し、体力づくりに励む。(金額は推定)