ロッテは13日、新外国人投手2人の獲得を発表した。ブルージェイズのマイク・ボルシンガー投手(29)は今季メジャー11試合に投げ、0勝3敗、防御率6・31。カーブ、カット、チェンジアップなどの変化球を用い、緩急で勝負する右腕で、年俸80万ドル(約9200万円)。レッドソックス傘下3Aのエドガー・オルモス投手(27)は、150キロ超の直球が売りの左腕。年俸60万ドル(約6900万円)。ともに米国出身で背番号は未定。来年1月末に来日予定だ。

 ドラフトをのぞき、井口新体制の補強第1弾だ。最下位の今季は二木の7勝がチーム最多だった。さらに、涌井がメジャー移籍を目指し海外FA権を行使。先発陣のテコ入れが急務となっていた。オルモスはリリーフに回る可能性もあるが、現時点では2人とも先発で考えられている。林球団本部長は「先発を強化したいというのは、井口監督の要望でもある」と説明した。2、3年先を見据え、基本的には若手の底上げを優先。ただし、外国人補強に関しては積極的に進める。スタンリッジ、ペーニャとの残留交渉と並行して、さらに野手やクローザー候補の補強も目指している。(金額は推定)【古川真弥】

 ◆エドガー・オルモス 1990年4月12日生まれ。米国カリフォルニア州出身。バーミンガム高から08年ドラフト3巡目(全体83位)でマーリンズ入り。13年メジャーデビュー。マリナーズ、オリオールズをへて、今季レッドソックス傘下3Aで29試合9勝3敗、防御率2・68。メジャー通算11試合1勝1敗、防御率5・21。193センチ、99キロ。左投げ左打ち。

 ◆マイク・ボルシンガー 1988年1月29日生まれ。米国テキサス州出身。アーカンソー大から10年ドラフト15巡目(全体451位)でダイヤモンドバックス入り。14年にメジャーデビュー。ドジャースをへて、16年途中からブルージェイズ。メジャー通算48試合で8勝19敗、防御率は4・92。185センチ、97キロ。右投げ右打ち。