広島丸佳浩外野手(28)が15日、マツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、7000万円アップの2億1000万円で更改した。広島野手の2億円大台突破は07年前田智徳以来。

 大台突破に、笑顔はなかった。打率3割8厘、23本塁打、92打点。最多安打のタイトルとMVPを受賞し、連覇に貢献した。だが、会見では「昨季に比べたら、苦しいシーズンだった。2016年に優勝を経験することができて、優勝する難しさを知った上で臨んだシーズン。要所要所、大事なところがあったけど、そういうところで苦しい試合が多かった。僕としても苦しかった」と吐露した。

 3連覇がかかる来季へ向けて「今季もいいシーズンだったけど、最高のシーズンとは言えなかったので、来季は最高のシーズンと言ったら日本一になるのが最高のシーズン。最高のシーズン、日本一になりつつ、日本一に少しでも自分がプレーで貢献できれば一番いいのかなと思う」と意気込みを語った。(金額は推定)