日本ハムが背番号「11」を当面の間、欠番とすることが16日、分かった。前日15日に、未発表だった今季の新外国人4人の背番号が決定。今オフにFA移籍したオリックス増井が背負っていた「19」や、中日大野の「27」は新助っ人に与えられたが、11番は誰にも割り当てられなかった。球団幹部は「それはスペシャルな番号なので」と説明。新規に選手を獲得する予定は現状でないもようで、18年シーズンは「11」が6年ぶりに空き番となる。

 ふさわしい後継者が現れるまで、誰も背負うことはなさそうだ。ダルビッシュがメジャー移籍した12年は空き番だったが、その年のオフに大谷が入団。投打二刀流という類い希な挑戦をする逸材だからこそ、わずか1年で「11」が禅譲された経緯がある。同じような二刀流選手の出現を待つのか、今後著しく台頭する若手選手へ継承するのか。日本ハムの「11」は、その時がくるまで、封印されることになりそうだ。