肉体改造でシーズン無失策に挑戦! 広島菊池涼介内野手(27)が17日、静岡市内の野球場で中日平田らとの合同自主トレを公開した。雨の中、室内練習場でノックや打撃練習などを行い、軽快な動きを見せた。昨オフはWBC出場のため例年以上のハイペースで調整したが、時間をかけられる今年は肉体を内面から改善したことを明かした。

 年末は米ロサンゼルスで自主トレ。男子テニスのジョコビッチも実践したパンなどで小麦を摂取しないグルテンフリーや、白米を断つなどの食事で肉体を改造した。股関節や肩甲骨の可動域を広げるトレーニングも行い、「(昨季)少しつらかったので、変えてみようというのがあった。体の調子はめちゃくちゃ良くて、例年よりも仕上がりがいい」という。

 作り直した体で、壮大な記録に挑む。「シーズンは143試合が全試合なので、全試合フィールドに立って仕事をまっとうしたい。失策ゼロは究極の目標」と語った。自身が歴代上位3位までを占める二塁手のシーズン補殺数の更新を狙うと同時に、87年の高木豊(大洋)が記録した守備率9割9分7厘超えとなる、守備率10割を目指す。年明け8日から静岡で自主トレを行い、順調に調整。球団初の3連覇へ、無失策で貢献するビジョンを描いた。【前原淳】