DeNA新人9選手が19日、東京・渋谷の本社を訪問した。南場智子オーナー(55)と横浜DeNAランニングクラブの瀬古利彦総監督(61)の講義を受けた。

 南場オーナーは「一番苦しいときに、逃げずに、斜に構えずに、真っすぐに、努力をし続けることができた人物であったかどうか-。運動神経が恵まれているかどうかにかかわらず、だれにも等しくできることを、やったかやらなかったかを、球団は一番厳しく見ています。必ず、苦しかったときにどういう姿勢を見せるのかは、選手としてどれだけ大成するかに加えて、人生にも大きく影響するから。だから、先輩の中には、この姿勢が素晴らしい人もいれば、そうでない人もいます。絶対に、一番高い目線で。悪ぶっている先輩のマネをしないで。斜に構えず良い姿勢をとり続けて下さい」と、仲間として歓迎すると同時に、社会人としての助言を送った。

 瀬古総監督は「絶対に諦めるな。3年間は石にかじりついてでも我慢しなさい、覚悟しなさい。そうすれば絶対に強い選手になれる」と熱いエールを送った。

 質疑応答ではドラフト4位の斎藤俊介投手(24=JXーENEOS)が「苦しい時に努力を続けるコツはありますか」と質問すると、瀬古総監督は「例えば、好きな女性がいたらさ、よし、絶対にオレに振り向かせるぞって頑張る。女子アナがいればよし。だいたい女子アナは野球選手が好きだからな。マラソン選手には来ないんだ。俺、女子アナと食事するのが好きなの。ミトちゃんよく知ってるよ」と、ざっくばらんに回答。斎藤は「女子アナを目標に頑張ります!」と、アピールに意欲満々だった。