中日のドラフト6位、山本拓実投手(17=市西宮)が20日、ナゴヤ球場で行われている選手会合同自主トレで初めてブルペン入りした。

 167センチの小さい体をめいいっぱい使うフォームが目を引き、捕手のミットからは甲高い音が響いた。「6~7割の力で投げようと思ったけど少し力みがありました」と20球の初投げを振り返った。

 キャンプは2軍読谷スタートが濃厚。2月28日に卒業式があるためチームより少し早く同26日の練習後に沖縄を離れる予定。詰め襟の制服ともお別れだが「第2ボタン、誰かもらってくれますかね。楽しみに待っています」と青春ならではの楽しみも。「昨年は1つ上の先輩が、本当に取られたのか、取れちゃったのか怪しいですが、第2ボタンがなくて、ガッツポーズしていました」と笑わせた。