ホームランで泡盛、飲んでまたホームラン!? 阪神の新外国人ウィリン・ロサリオ内野手(28=韓国・ハンファ)の本塁打企画が誕生した。沖縄・読谷村内の「比嘉酒造」がシーズンでホームランを1本打つごとに、人気商品「残波ホワイト」の一升瓶1ケース(6本入り)をプレゼントする。

 同社で営業を担当する仲村早人さん(27)は、08年夏の甲子園で浦添商を4強に導いた当時の主将。「ニュースでも、バンバン出ている。すごい選手と思います。パンチ力があって、打ち損じもしない。30本以上は打つと思いますよ」と期待は大きい。昨年の助っ人キャンベルにも同様の企画を申し出たが、1本塁打だけと寂しい結果に終わった。だがロサリオは現在、宜野座キャンプで3戦連続本塁打中で、シーズンでもアーチ量産が期待できる。

 仲村さんは「(出費も)うれしい悲鳴です。新記録を達成すれば、記念品を渡したい」とも約束。13年にバレンティン(ヤクルト)が記録した60本塁打の日本記録を塗り替えれば、結婚式など祝い事で用意される2・5リットルの特注泡盛を贈呈する。

 伝え聞いたロサリオは「1本でも多く打てるように、がんばります」と励みにした。19日のキャンプ休日は休養にあててリフレッシュ。あす21日に予定される韓国・KIAとの練習試合では、初めて一塁守備に就く可能性がある。【田口真一郎】