前日22日に1軍昇格したばかりの広島長井良太投手(19)が23日、ブルペン投球を行い、多くの視線を集めた。

 3投手が投球練習を終えた後に向かったブルペンにはもう誰もいなかった。報道陣やファン、評論家の視線が向く。昨季ベストナインの会沢に受けてもらい、真横で畝投手コーチが見つめ、安仁屋臨時コーチが打席に立った。「緊張しました」と振り返る右腕だが、捕手の心地よいミット音を響かせた。

 力強い真っすぐを持ち味とし、精神面を強化して制球力も向上させた。若手2投手の離脱によって巡ってきた1軍昇格。「このチャンスを逃さないように勝ち取っていきたい」。明日24日楽天とのオープン戦ではブルペン待機する。【広島担当=前原淳】