北谷球場がにわかに「清宮フィーバー」に沸いた。日本ハムとのオープン戦が行われた24日、日本ハムドラフト1位の清宮幸太郎内野手(18=早実)のフリー打撃が始まると、ウオーミングアップで一塁ベンチ前に出ていた中日ナインもその打球を目で追いかけた。

 ベンチ脇でひときわ目を細めている人物がいた。中日の山田恵輔広報部長だ。清宮の父克幸さん(50)とは早大ラグビー部の同期。昨年10月、ドラフト前に行われた清宮家と各球団関係者との面談では、克幸さんから山田広報の話題も出たという。

 熱心にカメラを向けた山田広報は「野球をやっているのを生で見るのは初めてかもな。最後に会ったのは、彼が小学生の頃に家族でナゴヤドームに観戦に来たときだと思う。写真を親に送ってあげようかな」と感慨深げだった。