3年目左腕の巨人中川皓太投手(24)がオープン戦の開幕戦に先発し、5回2安打無失点と好投した。 1、2回を3者凡退で立ち上がり、迎えた3回。2死から左前打と失策で一、二塁とピンチを迎えたが、阪神からFA移籍したDeNAの2番大和内野手(30)を空振り三振に抑えた。

 4回は3者凡退、5回も2死から二塁に走者を置いたが、DeNAの9番倉本寿彦内野手(27)を二ゴロに打ち取り、ベンチで笑顔を見せた。

 17日の練習試合中日戦では3回5安打2失点と変化球の精度に課題を残していた。24歳の誕生日となったこの日は、73球を投げ無死四球5奪三振と先発ローテーション入りへ大きく前進。「今日がラストチャンスだと思って投げた。全力で1人1人に向かっていったことがいい結果の要因だと思う。スライダーの感覚もよかった」とほっとした表情で、バースデー登板を振り返った。