昨季本塁打王の巨人ゲレーロが、中日から移籍後“1号”を放った。広島とのオープン戦に3番左翼でスタメン出場。初回2死、1ボールから先発大瀬良の140キロのカットボールを左中間席へ運んだ。「感触はよかった。打てるゾーンに来たら逃さないという気持ちで打った」と甘い球を一振りで仕留めた。対外試合4戦4敗のチームに貴重な先制点を呼んだ。だが2回裏途中、突然の大雨で試合は中止に。初弾も初勝利も水に流れた。

 スロー調整でも動きは万全だ。1次キャンプ中の宮崎は平均気温7・3度と低く、屋内での体幹トレーニングが主となった。「仕上がりは去年より少し遅い」と話すが、球威のある大瀬良からの1発に「この時期にしてはよく対応できた」と満足顔。オフから節制のため断っている好物のプリンも「今日は少しだけ食べようかな。1個食べるのは公式戦で打ってからだね」と“プチ解禁”するほど上機嫌だった。