日本ハムのドラフト1位、清宮幸太郎内野手(18=早実)が内容ある2四球を選んだ。6回に2試合連続の代打で登場。「昨日よりは自分らしく打席に立てたと思います。落ち着いてました」。第1打席はフルカウントからボール球を見極めた。8回の第2打席は追い込まれた後の変化球をファウル、粘って四球。「今日は結果にこだわりたかった」と打ち気を我慢した。栗山監督から「いいフォアボール」と褒められた。

 6回の走塁では雨でぬかるんだグラウンドに足を取られて転倒する場面もあった。清宮は「滑りました。大丈夫です」と、大事には至らず苦笑い。同監督も「何もなくても、何かを起こしてくれるね」と笑い飛ばし「札幌には連れて行きます」と、今後の1軍同行を明言した。

 この日で沖縄での調整は終了。米アリゾナキャンプから始まった約1カ月間を振り返り、「1軍でいろいろ学べたことは良かった」。実戦初安打は28日の台湾ラミゴ戦(札幌ドーム)以降に持ち越しとなったが、収穫を手に今日26日、本拠地の北海道へ向かう。【木下大輔】