中日小笠原慎之介投手(20)が圧倒的な投球で阪神打線を牛耳った。7回2安打無失点。出した走者は初回と4回の単打と、6回の四球だけ。うち2つを併殺で打ち取り、打者22人の内容だった。

 「結果にこだわって投げたのでよかったと思う。もう少し立ち上がりの球数を減らせればいい。次に向けてまた、しっかりやっていきたい」と手応え十分の様子。森繁和監督(63)は前日、オープン戦で好結果を残す先発候補が少ないことを嘆いていた。試合後、開幕投手を明言はしなかったが「好きなように書いて」と3年目左腕の初の開幕投手について否定もしなかった。