西武岡本洋介投手(32)と阪神榎田大樹投手(31)の交換トレードが成立し14日、両球団から発表された。

 西武は今季、中継ぎ左腕・武隈の先発転向を検討しており、投手陣のさらなる強化を模索。阪神は先発右腕を探しており、両球団の思惑が一致した。

 中日とのオープン戦前にナゴヤドームで取材に応じた西武の鈴木球団本部長は、西武側から榎田を求めたことを明かした上で「武隈の先発という(現場の)考えもある中で動きました。(榎田は)中継ぎも先発もできる。いろいろな役割が出来る意味でも、左がほしいとなりました。(先発)ローテーションに入ってくれれば一番いい」と期待を込めた。

 昨季、14試合に登板しキャリアハイの6勝(3敗)をマークした岡本は球団を通じ、「ライオンズを離れることになり寂しい気持ちもありますが、8年間多くのライオンズファンの皆様の前でプレーできたことは、今後の野球人生の糧になると思います。チームは変わりますが、引き続き自分の持っている力を発揮し、頑張っていきたいと思います」とコメントした。