阪神高山が楽天戦に出場し、1号2ランを含む2安打2打点で20安打12得点の大勝を導いた。

 金本知憲監督は開幕中堅について、「高山は近づいているわね」と評価。5試合連続安打で上り調子の16年新人王を最有力に挙げた。

 4日のソフトバンク戦から「彼は絶対に(本塁打を)狙ってはいけない。あくまでクリーンヒットで」と長打狙い禁止令を発令していたが、16年に8発をマークしたパンチ力を引き合いに「いいポイントでヘッドに乗れば、持っていく力は持っている」。

 その上で「(本塁打を)打とうとするとダメだね、彼は。ヒット狙いを続けてほしい」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -高山は天才型打者?

 金本監督 両方の天才やな。(9回の)あの三振も、なかなかあのボール、振らんよ。ベースのどれくらい手前の球を振った? 両方が本当の彼…。それが高山の持ち味とこっちは思わないとさ。

 -中谷はスタメン野手で1人無安打

 金本監督 下から出るわね、バットが。同じフライアウトでしょう。同じファウル、同じフライアウトは軌道以外の何物でもない。

 -楽天先発の則本を中盤以降捉えた

 金本監督 まあね。球威も落ちてきたけどね。明日からも先発ローテーション予定の投手が出てくる。しっかり打ってほしい。

 -メッセンジャーは

 金本監督 もうちょいやな。もうちょい球のキレというか、粘られとるわな。ちょっとバッターがついていってるわね。本来のメッセには、もうちょっとかなと。でも、1失点だから。そこはさすがですよ。