巨人岡本和真内野手(21)がオープン戦打点王に立った。2点を追う5回1死一塁からロッテ土肥の内角高めの136キロの直球を逃さなかった。

 打球は風速4メートルの逆風を物ともせず、巨人ファンが待つ左翼スタンド中段に運ぶ4号2ラン。6、7日のロッテ戦でも本塁打を放っており、ZOZOマリンでは3戦連発となった。

 1点を追う9回2死満塁からはロッテの昨季守護神、内の外角直球をはじき返し、守備範囲の広い中堅手岡田のダイビングキャッチを越えて走者一掃の逆転二塁打とした。5打点の荒稼ぎで日本ハム・レアードの12打点を抜いて13打点で12球団トップに立った。高橋監督は「シーズンならチームを救うバッティングだった」と褒め、打点王には「打席に(数多く)立っているから」と笑った。

 阿部と開幕スタメンを争う岡本は「1日1日しっかりアピールしないといけない。良かったのかなと思う」と気を引き締めた。