阪神の開幕救援陣の骨格が固まった。18日、松田遼馬投手(24)島本浩也投手(25)ドラフト5位の谷川昌希投手(25=九州三菱自動車)が2軍に降格することが分かった。これにより、横浜、千葉遠征へと向かう中継ぎ陣は8人。新外国人のモレノも外国人枠の関係で開幕は2軍スタートが既定路線。1軍登録枠を考慮しても、桑原、マテオ、ドリスの昨季の方程式に加え、藤川、高橋聡、石崎と先発調整も行ってきた岩崎の7投手が開幕1軍濃厚とみられる。昨季同様、今季も鉄壁のリリーフ陣でチームを支えたい。30日の開幕戦まで残り5試合。絞られた救援陣が、それぞれ調子を上げていく。

 この日は桑原がアルモンテに1発を浴び、前日17日には、藤川が3失点で、ドリスも4失点。岩崎、高橋聡も失点を重ねるなど、本調子にはまだ遠いのが現状。香田投手コーチは「出ていくところが点差の離れた場面で集中しづらいところはあるけど、イニング、球数を消化するだけになっている。もう少し自分のボールに集中して投げてほしい」と注文。本番想定で、仕上げていく。