20年目の大ベテラン、広島新井貴浩内野手(41)の開幕戦出場が絶望的となった。22日、マツダスタジアムでの全体練習と広島護国神社での必勝祈願を欠席し、広島市内の病院で検査を受けた。前日21日の練習中に左ふくらはぎに故障が発生。14年ぶりに開幕1軍を外れる可能性が高まった。

 松原チーフトレーナーは「昨日のランニング中に足を痛めた」と説明。新井は夕方に検査を受け、今日23日からのソフトバンク敵地2連戦に同行しないことが決まった。アクシデントを聞いた緒方監督は「(開幕に)いてほしい存在だが、無理をさせるわけにはいかない」と離脱のケースも想定。高ヘッドコーチは「箇所が箇所だけに、無理してやれるところではない」と早期復帰は難しいとの見解を示した。もし肉離れであれば、最低でも復帰に2週間はかかる。長期離脱の可能性もある。【大池和幸】