中日小笠原慎之介投手(20)が24日のロッテ戦(ナゴヤドーム)の試合前、森繁和監督(63)から開幕投手に正式指名されたことを明かした。前日23日のロッテ戦で3回1失点。この時点で初の大役は決まっていたが、一夜明けて本人の口から改めて明らかにされた。

 練習中に指揮官から「自分で(報道陣に)言いたければ言えばいい」と言われ、公表した。3年目左腕は「キャンプ中から監督にやりたいと言っていた。やっと叶いました。ここからが勝負。もう1回引き締めて、3月30日に照準を合わせたい」と力強い口調で語った。30日に広島と敵地で対戦する。

 小笠原は開幕日を20歳173日で迎えることになり、石川克彦が1954年(昭29)に記録した20歳196日を更新する球団最年少。