ソフトバンクが終盤の一気攻撃で逆転勝ちした。

 4点差の7回。柳田の適時二塁打、内川の犠飛で2点を挙げると、トドメはハッスル男・松田だ。2死一、三塁からジャクソンの151キロの速球を右翼テラス席へ運び去った。

 「素直に打ててよかった。速い球を打てたし、勝ってよかったです」。2戦連発となる4号3ラン。ベンチ前でお決まりの「熱男!」ポーズ。オープン戦の本拠地・ヤフオクドーム最終戦を勝利で飾りスタンドを沸かせた。

 試合後の工藤監督も松田の一打に最敬礼だ。「見事でしたね。外角のまっすぐをよく打ってくれた。逆方向に打つ練習をやっていたからね」。開幕へ向け、尻上がりに良くなる打線に目を細めていた。