巨人先発の田口麗斗投手(22)が、開幕前最後の登板を3回83球、5安打1失点で終えた。

 巧打者がそろう楽天打線にファウルで粘られた。2回1死走者なし、オープン戦現在首位打者の6番内田にカウント0-2から6球食らいつかれると、真ん中低めへ甘く入った124キロのスライダーを右翼席ぎりぎりに運ばれた。続く7番岡島、8番足立に連打を浴びたが、9番藤田に10球を要しながら投併殺に切り、最少失点に抑えた。

 「カウントをとりたいボールでとれなかった。あれでも1失点で抑えられただけ成長しているとは思う。プラスに捉えると自分自身のレベルにこれで満足しちゃダメだと、自分を戒めることができたマウンドだった」と結果をプラスに捉え、開幕を見据えた。