米大リーグでもプレーしたプロ野球、ソフトバンクの川崎宗則内野手(36)が現役を引退する可能性が高いことが26日、分かった。

 米球界から古巣ソフトバンクに復帰した昨季は7月に故障で戦線を離脱。今季の契約は未更改だった。球団関係者によるとチームは再契約を望んだが、体調不良が続いて調整が進まず、保留権を放棄して自由契約にすることを決めた。

 川崎選手は2000年に鹿児島工高からドラフト4位でダイエー(現ソフトバンク)入り。主力に育ち、06、09年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の2連覇に貢献した。イチロー選手に憧れて12年に渡米し、大リーグ3球団でプレーした。

 日本での通算成績は1187試合で打率2割9分2厘、27本塁打、373打点。米大リーグでは276試合で打率2割3分7厘、1本塁打、51打点。