阪神先発の藤浪晋太郎投手(23)が悪送球あり、暴投あり、押し出しありの大荒れで5回途中、4安打3四球2失点で降板。自滅の独り相撲で、糸井の逆転2ランによるリードを守れなかった。昨年5月4日以来の白星はまたも持ち越し。

 ◆藤浪の苦闘 17年5月4日ヤクルト戦に勝って以降、足かけ2年にわたりレギュラーシーズンは9試合白星がない。昨年初登板の4月4日ヤクルト戦は9四死球を与え、乱闘騒ぎも呼ぶ波乱の船出。同月16日にはインフルエンザで出場選手登録を抹消された。5月26日のDeNA戦で敗れ、プロ初の不調による登録抹消も経験した。8月16日の広島戦で1軍復帰して先発したが、5回持たず再び抹消。その後再昇格したが、勝利をつかめないまま閉幕した。10月のCSファーストステージのDeNA3回戦では救援で2イニング無失点。好感触でシーズンを終えたが、今季開幕2戦目の3月31日巨人戦では6回途中4失点で降板した。