巨人山口俊投手(30)が1人旅を完成させた。打者34人を被安打5、2失点、自己最多の14奪三振の完投勝利で2勝目を挙げた。8連勝中と勢いに乗る古巣DeNAとの新潟決戦。尻上がりに調子を上げて、今季チーム完投一番乗りを果たした。

 山口俊が巨人移籍後2年目で初の2ケタ奪三振。6連続を含む14個を奪い、自己最多の11個(3度)を上回った。巨人投手の1試合14奪三振以上は14年4月9日広島戦のセドン(15個)以来。右投手では上原が06年6月18日楽天戦で14個を奪って以来12年ぶり。巨人にFAで加入した投手13人の中では、12年5月30日楽天戦の杉内(14個)に並ぶ最多タイ。チーム初完投もマークした。完投は移籍後初で、DeNA時代の16年8月27日巨人戦以来、通算11度目となった。