阪神メッセンジャーが6回2失点で3勝目を挙げた。打っては来日5度目となるマルチ安打の活躍。

 金本知憲監督は「常に期待はできないからね」と話しながらも思わぬ“打者メッセンジャー”の奮闘に笑顔を見せた。

 来日初の3安打猛打賞のロサリオについて。

 「オレはいつか打つと思っているしね。それが今日からなのか、先週の日曜日からなのか。それは分からないけど、1年終われば間違いなく打ってくれているであろうという計算がある」。

 梅野が4日のDeNA戦に続いて2度目のセーフティースクイズ。

 「バレバレでも、あのへんに転がしたらセーフになる」。

 守ってもメッセンジャーに低めの変化球をバンバン要求。

 「ナイス、キーパー。よくバウンドをいっぱい止めた」とサッカーのGKに例えた。

 7回に登板した岩崎について。

 「ある程度は決めないといけないけど調子を見ながら。今は誰が行っても抑えてくれそうな気がするから」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -メッセンジャーは前回の暴言退場から汚名返上

 今日はカーブが有効だったね。

 -安心して見ていられる内容だった

 スピードは出ていないけど、キレはあったね。

 -打撃を見ても、気持ちが出ていた

 それはうちの選手はメッセに限らず、みんな思っていますよ。

 -打線ではロサリオがいい働きをした

 うん。ポイントポイントでね。センターオーバーの二塁打もロサリオらしい当たりだった。

 -変化球主体の配球に慣れてきたか

 どうかな。やっぱり、ある程度それでやられているパターンが続いているから、頭にはあるんじゃないかな。(変化球を)狙って消していくというね。

 -糸井はずっと出塁を続けている

 やってくれていますよ。でも、まあ(チームとして)無駄な点をやってしまったし、もう1、2点取れたかな。勝ちは喜んでいいけど、締めるところは締めていかないと、いつもいつもは勝たせてくれませんよ。