中日は19日、育成選手のライデル・マルティネス投手(21)と支配下選手契約を結んだ。背番号は97。キューバ出身で昨年から中日でプレーしている。

 ナゴヤドームで会見した右腕は「とてもうれしく思う。このチャンスをものにして、自分にできることを精いっぱいやってチームに貢献したい。背番号を(3桁から)変えたい気持ちで一生懸命やってきた」と笑顔で語った。

 193センチ、93キロ。右投げ左打ち。10代から同リーグで頭角を現し、昨年3月のWBCでは同国代表に選出された。オフのキューバリーグでは抑え投手として活躍したが、中日の2軍では先発でも好投を続けている。

 今季の中日は野手がビシエド、アルモンテ、モヤの3人。投手がジー、ガルシアの計5人体制で開幕を迎えていた。ビシエドとアルモンテは中軸を打ち、投手の2人はローテを支える存在。1軍外国人枠は狭き門だが、ビシエドがこの日、米国市民権取得のために一時帰国した。早々に出場選手登録のチャンスは訪れそうだ。

 中日は開幕直前にも育成の木下雄介投手(24)と支配下選手契約を交わしていた。