巨人先発の菅野智之投手が、9回2失点の今季初完投で2勝目を挙げた。

 立ち上がりの2回までを3者凡退で滑り出すと、5回まで相手打線を1安打に抑え、テンポよくイニングを重ねた。味方打線からも5回までに大量6点を援護を受けて危なげなく1人で投げきった。9回を投げ6安打2失点、無四球と安定感を発揮。開幕戦で自身ワーストの12安打を打たれ5失点した阪神打線を沈黙させた。「これだけ点をとってもらったので、余裕を持って投げられた。開幕戦であれだけやられていたので、期するものがあった。キャッチャーの小林とシンプルに攻めていこうと話し合っていた。1点は取られましたが、ピンチになった6回くらいのしのぎ方をできたことが収穫です」と自身の投球を振り返った。