西武高木勇人投手が、巨人から移籍後初先発で初勝利を挙げた。6回を3安打2失点。ここまで中継ぎを担ってきたが、ウルフの離脱を受けての抜てきに応えた。「どうなるかな、と内心思っていましたが、初回の先頭を打ち取って(三ゴロ)、自信を持って投げられました。チームが勝ったことが何よりです」と振り返った。

 カットボール、シュートを効果的に使い、内角を気後れせずに攻めた。先発での白星は、巨人時代の16年9月11日広島戦以来。「土肥さん(投手コーチ)からいろいろなことを教えてもらい、西口さん(投手コーチ)からいろいろなことを教えてもらい、監督に今日、先発で使ってもらった。絶対勝つんだという気持ちで挑みました」と力を込めた。

 打線の大量援護にも助けられ「本当にすごい打線」と感謝した右腕。「四球も多いし(4四球)、しっかり修正して投げていかないとダメだなという内容でした」と反省も忘れなかった。

 お立ち台での第一声は「今日は皆さん、来てくれてありがとうございます」。最後は「皆さん、今日勝って、気を付けて帰って下さい」と締め、独特の? 高木節も健在だった。