元広島の衣笠祥雄氏が23日に死去したことが分かった。死因は上行結腸がん(大腸がん)。71歳だった。

 広島緒方孝市監督(49)も突然の訃報に驚いた様子だった。24日のDeNA戦の試合前に報道陣に対応。「午前中に鈴木常務の方から連絡がありました。突然の不幸で、僕も信じられない気持ちで驚きました。衣笠さんとは、この横浜での3連戦で解説に来られるだろうなと思っていた。体調が優れないという話は聞いてなかったので、本当にびっくりしている。あれだけの世界記録を樹立された方だし、鉄人。プロ野球の世界で、けがをせずに出続ける難しさがある。僕も現役を20何年やらせてもらったが、けがが多い選手だった。そういったところが本当に偉大な、素晴らしい先輩だなと思う」と話した。