左肩の回復が思わしくないため2軍で再調整中の西武菊池雄星投手(26)は、交流戦2カード目の初戦、6月1日阪神戦(メットライフドーム)での1軍復帰を目指すことになりそうだ。15日は西武第2球場で80メートルあまりの遠投を繰り返した。「思い切り投げられるかのチェックです。順調すぎるほど順調。明日、ブルペンに入ります」と、16日にピッチングを再開する考えを明かした。

 ブルペンでは立ち投げ中心に30~40球を投げる予定。「そこで問題なければ、今週中にもう1回、ブルペンに入ります」と投球の強度を上げる。2回のブルペン投球をへて、来週には2軍戦で2~3イニングの予定。回復具合が順調なら、その次が1軍復帰となる。

 当初は、最短で25日の日本ハム戦での1軍復帰を目指していた。だが、土肥投手コーチは「焦らせて前倒しすることはない」と急がせない方針。仮に2軍戦の登板が来週前半(22~24日)としても、再来週、29日から始まる交流戦が1軍復帰の舞台となりそう。菊池は離脱までは、金曜日を中心に投げていた。他の投手との都合上、復帰後も金曜日の先発が濃厚。6月1日の金曜日が現状の目標となる。