阪神ドラフト3位の熊谷敬宥内野手(22=立大)が、今日18日に初めて1軍昇格することが17日、分かった。

 熊谷は今季ウエスタン・リーグで42試合に出場。打率こそ2割1分4厘だが、2位に9差をつける同リーグトップの20盗塁をマーク。盗塁失敗もわずかに3しかない。超積極的な野球を掲げる矢野2軍監督の申し子で、守っても二遊間どちらもこなしてきた。

 チームは植田がトップの7盗塁をマーク。金本監督が掲げる足を使った攻撃を体現してきた。一方で上本離脱後はチームは下降線をたどり、ここ一番での代走要員も不足。熊谷には攻撃の起爆剤や、走りの切り札として期待がかかる。「塁に出たら走ると警戒される選手になっていきたい」と流してきた汗を、1軍の舞台で見せつける。

 また、代わって西岡剛内野手(33)、高山俊外野手(25)が出場選手登録を抹消される。高山は開幕スタメンに名を連ねるも、打率は1割8分と低迷。この日は「1番中堅」でスタメン出場したが、3打数無安打に終わっていた。西岡も調子が上がらず打率は1割5分2厘。この日は9回1死一、三塁から代打で登場も、空振り三振に倒れていた。また今日18日に先発する高橋遥も登録される。