オリックスのルーキー田嶋大樹投手(21)が西武相手に7回4安打無失点の好投。チームトップタイの5勝目を挙げた。

 1回から、自己最速の153キロで秋山を空振り三振に打ち取るなどストレートで押した。6回1死二塁でも浅村、山川の3、4番を直球で仕留めた。西武には4月7日の初対戦で4回途中6失点KOされており「同じ相手に2回連続でやられるわけにはいかない」と腕を振って押さえ込んだ。

 「先発投手の役割としてチームを勝たせること。その中でゲームを作りたい」という。目標の2桁勝利へ、早くも5勝。「あまりそれは考えていません。(チームを勝たせて)結果として2桁いって、新人王ならいいなと」と無欲。福良監督は「まっすぐに力があったし、変化球の制球もよかった」と絶賛。チーム今季4度目の完封勝ちのうち、2度は田嶋の登板。新人左腕は頼れる。