巨人が今季初の広島戦カード勝ち越しに失敗した。初回で大勢が決したかのような戦いだった。

 先発吉川光が田中に先頭打者弾を浴び、崩れていく。菊池、鈴木に四球を与え、新井に20年連続本塁打となる今季1号3ランを打たれた。さらに8番美間に2死二塁で左前適時打を許し、5失点目を献上した。

 4回にも田中に2本目となる1発を与え、連続四球で降板。今季最短となる3回0/3、8失点でKOとなった。高橋監督は今季3勝を挙げ、まずまずの安定感を示していた左腕に「ずっといいのは難しい。でも天候は関係ない。同じ条件でやっているのだから。長打というより、1点でも少なく抑えてもらわないといけない」と求めた。