オリックス福良淳一監督(57)が、故人に白星を手向けることができなかった敗戦を悔やんだ。24日の早朝、89年6月の入社以来球団本部長などを歴任してきた村山良雄常務取締役が、間質性肺炎のため72歳で死去。試合前に訃報を聞き、弔いの思いも込めて楽天戦に臨んだが、相手先発の岸に1点に抑えられた。

 連勝が3で止まった試合後、福良監督は「残念です。現役時代も含めてお世話になった方でした」と、球団草創期から尽力してきた故人をしのんだ。