セ・リーグ最年長、63歳の中日森繁和監督が中高年の悩みを敗戦の中で披露した。開幕3連敗を喫した因縁の敵地マツダスタジアムでの今季4戦目だったが、先発柳が2回に鈴木の5号ソロを含む、単打から本塁打までのサイクル6安打で一挙6失点で勝負の行方が決まった。

 「(2回の失点は)6が0に見えたもん。ああいう点の取られ方をしたら、なかなか挽回できないよ」と、苦笑混じりにため息をついた。老眼になると「0」や「6」や「8」が見えづらくなるのは、中高年の悩み。相手に「0」が並んでいるのに、間違って「6」に見えて焦った…。そういう悩みを持ちたいという、指揮官の願望から出た一言だったのかもしれない。