阪神小野泰己投手が自己最速154キロを計測し、7回2失点の好投で指揮官を納得させた。

 1回に先制タイムリーを許し、2回には8番大城に右越えソロを献上。それでも3回以降は的を絞らせない投球にシフトチェンジして、8安打を浴びながらも6奪三振1四球の安定感で試合を作った。

 1回に計測した154キロは自己最速の数値。救援陣が2点リードを追いつかれて4勝目はならなかったが、金本監督は「最初、ストレート1本を狙われていかれたんですけど、途中からカーブをうまく有効に使ってね。ただいい球を投げるだけでなく、投球ができていたかなと思います」と納得顔。「あそこ(序盤)で一気に崩れないのが良かった。今日は小野が試合を壊さずによく耐えてくれたのが大きかった」と右腕を褒め称えた。