鬼門マツダスタジアムでの開幕からの4連敗を中日がやっと止めた。

 先発ガルシアの6回8安打3失点の粘投と、8回に見せたバント攻勢で逃げ切った。8回は先頭ビシエドが四球で出塁すると、平田が犠打失策、代打堂上にも犠打で送らせようとしたが、バント失敗の末、バスターに切り替え左前打で2点を加点。続く亀沢も犠打野選と、大野奨もバント失敗の三振に終わったが、ひたすらバントでマウンドのジャクソンを揺さぶった。最後は2死一、二塁からの京田の適時二塁打で計3点をダメ押しした。

 「面白いゲームだったな。こうやって点を取らないと勝てないんじゃないか。取らないといけないときに取ってないし、やらなくていい点も相手にやっている」。8回に岩瀬が被弾、9回には田島が2失点と、終わってみれば1点差。3時間55分に及んだ長い試合に、森監督も苦笑いだった。