阪神がフレッシュなパワーで巨人戦3連戦3連勝を達成した。2回無死二塁で中谷が左翼に先制2ラン。4回にも無死一塁で、大山が左中間を破る適時二塁打をマークし、試合の主導権を握った。先発はプロ2年目の才木だ。19歳の右腕は速球で押し、中盤から変化球も交えて巨人打線を6回無失点に抑え、プロ初勝利を挙げた。

 前回、甲子園で巨人と戦った時は3連戦3連敗。金本監督は「悔しさを持っていない選手はいらない」と断じていた。今回は意地のリベンジ。「前回、やられているので。選手たちはそういう思いを持ってくれていたと思いますよ」と振り返った。不振だった大山や中谷が快音を響かせ、5連勝。貯金2で交流戦に臨む。何よりも、今回、巨人相手に示した「反発心」が頼もしく映る。