巨人サムエル・アダメス投手(23)の支配下登録が濃厚なことが15日、分かった。育成のアダメスはドミニカ共和国出身で16年に入団。193センチ右腕で粗削りながら素材型として獲得し、年々、実力をつけてきた。今季は150キロ前後の直球を武器に、イースタン・リーグでは抑えを務めている。1勝1敗11セーブ、防御率2・18で、20回2/3で20三振を奪うなど奪三振能力も高い。

 チームは近年、外国人の育成プロジェクトにも力を注いでおり、アダメスは昇格の有力候補とされてきた。この日、主砲ゲレーロが出場選手登録を抹消。救援陣の厚みを増したいチーム事情もあり、昇格のタイミングが合致した。