西武は17日、満員の本拠地メットライフドームで、中日松坂を迎え撃つ。99年から8年間、西武のエースとして絶大な人気を誇った松坂が先発予定。チケットは既に完売しており、西武と中日、両チームのファンが待ち望んだ対戦となる。

 16日の中日2回戦の試合前に西武辻発彦監督(59)は松坂と対面し、メッセージを伝えた。

 「ここで投げてくれて、ありがとう」

 メットライフドームに帰ってくる松坂と、西武が誇る山賊打線の対決に、注目度が高まることは必至。指揮官は「ファンの方も楽しみにしていると思うし、いい勝負になればいいなと思う。いい試合をしたい」と意気込んでいた。

 一方、西武で5年間、チームメートとして松坂と共に戦った松井稼頭央外野手は、冷静に試合に臨む。16日に8番DHで先発し、4打数1安打1打点だった。3月のオープン戦では対戦しているが「公式戦なので、それとは別。チームとして戦うので」と淡々と話していた。