成績不振のため16日に辞任を表明した楽天の梨田昌孝前監督(64)が17日、コーチ、選手に退任のあいさつを行った。午前8時30分すぎに楽天生命パーク宮城のクラブハウスを訪れ、「途中で投げ出すような形になって申し訳ない。平石(監督)代行を支えてあげてほしい」と伝えた。

 16日阪神戦後の突然の辞任だったため、選手たちに自らの口で説明したのはこの時が初めて。「残り80試合ある。自分たちのいいところを出してほしい。特に本拠地で勝てるように」と要望。平石監督代行には「若さで乗り切って」とエールを送った。午前9時30分すぎには、立花球団社長らに見送られ、クラブハウスを後にした。