ヤクルトが日本ハムを破り、12勝5敗(勝率7割6厘)、1試合を残して交流戦最高勝率を決めた。

 1-1で迎えた6回、荒木の犠飛、坂口の適時打で2点を奪い勝ち越し。8回には青木の2点二塁打でダメを押した。

 ソフトバンク、オリックス、西武の2位3チームと最高勝率を争っていた。この日1位のヤクルトが勝利。2位3チームのうち西武、ソフトバンクが敗れたため勝率1位が決定。セ・リーグでは巨人(12、14年)に次いで2球団目。賞金500万円を獲得した。

 ただこの日の交流戦はセが3勝、パが3勝。通算ではパが55勝、セが47勝。残りは6試合でパの勝ち越しが決定した。このためヤクルトの賞金は500万円止まり。パの勝率1位チームが賞金1000万円を獲得する。またMVPもパの勝率1位チームから選ばれる。

 ◆交流戦の表彰 15年から1チーム18試合制。各カードはホームとビジターを3試合ずつ隔年で行うため優勝チームは決めない。賞金は勝ち越したリーグの6球団(1位1000万円、2位500万円、3位400万円、4位300万円、5位200万円、6位100万円)と、12球団最高勝率チームに500万円。MVPは勝ち越しリーグの勝率1位チームから選ばれる(賞金200万円)。また、両リーグから1人ずつ日本生命賞(賞金100万円)を選出。勝ち越したリーグにはドラフト会議(10月25日)の指名順優先権が与えられる。セ、パの勝利数が同じ場合は総得点などの規定で上位を決める。