中日松坂大輔投手(37)が、18日の球宴ファン投票最終中間発表のセ・リーグ先発投手部門で29万7763票でぶっちぎりの首位に立った。前回発表の15日には2位巨人菅野と約9万票差だったが、さらに上乗せ、10万760票差に広げた。

 この日は、横浜市内の病院で検査を受けた。背部の軽度の捻挫と診断され、登録を抹消された。17日の古巣西武戦(メットライフドーム)で先発予定だったが、試合開始15分前に「背中のけいれん」で、登板を緊急回避。チームとともに移動できる状態ではなく、17日は都内に宿泊していた。

 トレーニングについては今後の様子を見て行われるが、前日西山球団代表が「そう長引くとは思っていない」と語っていた通り、症状は軽度で長期化は避けられる見込み。順調に回復すれば、約1カ月後の球宴までの実戦復帰に支障はなさそうだ。

 最終中間発表でさらに差を広げ、あとは25日の最終結果発表での朗報を待つばかり。ファンの大きな期待を受け、松坂が12年ぶりの球宴マウンドに立つ可能性が高くなった。【伊東大介】