DeNAが完敗を喫し、交流戦負け越しとなった。先発バリオスが3回までに3失点。味方の失策も絡んだが、初回だけで2盗塁を許すなど、走者を背負ってからの投球に課題を残した。

 後を受けたリリーフ陣も失点を重ね、若手主体の打線も楽天先発の古川を攻略できず。アレックス・ラミレス監督は「バリオスは序盤から足を絡められて得点につなげられたが、5回を3失点。球速も147、8キロ出ていて決して悪くなかった。リリーフも打たれて勝敗が決まってしまったが、それよりも得点できなかったことが大きな敗因」と指摘した。

 「今年は(勝率)5割以上をいけると思う」と臨んだ交流戦で8勝10敗。ロペス、筒香ら主力を欠いたことも響いただけに「現状の戦力を考えれば、よくやってくれたと思う。ベストは(勝率)5割で終えることだったが、決して後悔することはない」と前を向いた。リーグ戦再開に向け「筒香は(22日中日戦が行われる)名古屋からスタメンでいけると思う。ケガで戦列を離れた選手たちも戻ってきてもらって、セ・リーグの戦いに集中していきたい」と話した。