ロッテ福浦和也内野手(42)が、あと18本に迫った2000安打へ、後輩たちからエネルギーをもらった。15日に本拠地ZOZOマリンで行われた母校・習志野と佐倉の一戦を観戦。習志野の勝利を見届けると「ぜひ甲子園に行ってほしい」とエール。自らも高校生に負けない気持ちのこもったスイングでチームを勝利に導くことを誓った。

 福浦が母校の勝利に満足そうな表情を見せた。さすがに「超満員だったからね(笑い)」とスタンド観戦はならなかったが、室内から後輩の躍動ぶりを目に焼き付けた。今年は100回大会ということで千葉県も東西に分かれて県大会が行われている。「2チーム出られるわけだから、ぜひ出場してもらってね。差し入れも考えておきます」と笑顔で話した。

 福浦はその後、本拠地室内練習場で行われたチーム練習に参加。クーラーがなく、35度の暑さの中で、汗まみれになりながら黙々とバットを振った。後半戦に向け、井口監督は「前半より1プレー、1プレーが大事になっていく。去年と違ったマリーンズが見せられるようにやっていきたい」という。ここ一番でベテラン福浦の落ち着き、精神力はチームの武器になる。

 福浦は「チームが勝利して、その中で(2000安打を)打てれば最高」という。6月14日DeNA戦では母校の吹奏楽部250人から「レッツゴー習志野」の生演奏で応援された。そして野球部の子どもたちの活躍。後輩たちからエネルギーをもらい、自らはチームの勝利、そして2000安打の金字塔を目指す。【千葉修宏】