後半戦2試合目で中日の自力優勝が早くも消滅した。先発笠原祥太郎(23)が3回まで広島九里と投げ合い、ともに無失点。だが4回1死から四球を挟んで4安打を浴び、3点を失った。終わってみれば前日16日と同じスコアでの連敗。「昨日(16日)と同じようなことをやっている。あの1イニング(4回)だけだったな。投手が頑張っていたので、あと1点、2点取ってくれれば…」。森監督が嘆いたのは打線。2ケタ11安打を放ちながら1得点。6回以降も毎回得点圏に走者を置いたが、1本が出なかった。

 これで7月9日以来の最下位にも転落。「(3連戦は)もう1試合ある。明日は投手だけでなく外国人、野手にも頑張ってもらう。ウチも1本出れば勢いに乗れる」。指揮官は3連戦最終戦での巻き返しへ、気持ちを切り替えていた。