今日20日、広島に16日ぶりにプロ野球が帰ってくる。西日本豪雨による影響で9日から11日までマツダスタジアムで予定されていた前半戦最後の阪神3連戦は中止。巨人戦は、4日ヤクルト戦以来の本拠地試合となる。

 試合前に選手らが義援金の募金活動を行い、半旗が掲げられる。広島出身のベテラン新井は「復興に向けて、暑い中ボランティアの方々が来てくれている。ちょっとでも明るくなってもらえるプレーをしたい」と語った。

 チームは後半戦最初のカードを勝ち越して、広島に帰ってきた。相手は7連勝と勢いに乗る2位巨人だが、3連覇へ向けて一気に突き放したいところ。被災地に勇気を与えるためにも、負けられない。広島ナインの思いを代弁するように、新井は「元気が出るような、明るくなってもらえるプレー。少しでも喜んでもらえるプレーをしたい」と前を向く。野球とともに、広島に興奮と感動が帰ってくる。【前原淳】