登録抹消中のロッテ石川が、想定外の長期離脱となった。4日に浦和球場でランニング中、右足を捻挫していたことが判明。井口監督は「(症状は)良くない。まだどのくらいかかるのか」と心配。全治は3週間程度の見込みで、8月中の1軍復帰は難しくなった。

 当初は先発を1度飛ばすだけの予定だった。7月24日のソフトバンク戦で「右肩に力が入らない」と訴え、2回で降板。同31日の日本ハム戦も2/3回で10失点と炎上し、疲労がたまった体のリフレッシュと再調整を目的に登録を外れていた。

 今日7日には抑えの内と、中継ぎに転向する唐川が昇格予定。ブルペン整備が進む一方で、9勝右腕の負傷は痛い。小林投手コーチは「今月はみんなでやりくりできれば。ファームのメンバーはチャンスと思ってアピールしてほしい」。当面は代役の酒居や、8日から2軍で先発調整に回る関谷らで穴を埋めていく。

 9月は15日から10連戦が待ち受ける。順位決定がかかる時期こそ総力戦は必至。肩、足ともに万全での復帰を待つ。【鎌田良美】